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Aleurolobus of Japan
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(1) 亜縁部の刺毛の基部は明確で、全部で10対あり、すべて亜縁部の溝のすぐ近くにある。
(2) 横脱皮縫合線は閉曲線をなさない。
(3) 成虫は前翅に斑紋を持つ。
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(1) 亜縁部の刺毛の基部はpore&poretteと似ており区別できないか、
sms1とsms2が識別できる場合は亜縁部の中心より外側にある。
(2) 表皮が黒い場合、横脱皮縫合線が閉曲線をなすことが識別できる。
(3) 成虫は前翅に斑紋を持たない。
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(Marlatti group) ◀ 1
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(1) thoracic tracheal furrowに小突起が複数ある。
(2) この部分は生態写真でも識別できる。
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(1) thoracic tracheal furrowはめだたない。
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(1)
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(2)
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3
◀ 2
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(1) 縦脱皮縫合線は外周部に達する。
(2) subdorsal areaに編み目模様がある。
(3) ホストはモッコク、アカメガシワ、ブドウ、ハナズオウ、トベラなど。
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(1) 縦脱皮縫合線は亜縁部の溝まで伸びる。
(2) subdorsal areaには目立った模様はない。
(3) シイノキにつく。
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生態写真
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4
◀ 2
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(1) 触角が中脚まで伸びる。
(2) 亜縁部の中央付近にtwin poreが並ぶ。
(3) 蛹殻の形は細長い。
(4) 背面にワックスの模様が出る。
(5) ツツジ類の葉裏につく。
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(1) 触角が中脚まで届かない。
(2) 亜縁部の中央付近にtwin poreは見られない。
(3) 蛹殻は幅広い。
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(1)
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(2)
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5
◀ 4
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(1)生態の色は純粋な黒で青光りしていない。
(2)ワックスの模様は薄い。
(3)ヒメユズリハにつく。
※マーラットとは生態の印象がまるで違うので別種だろうと思います。
未記載種かもしれません。
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(1)生態の色は黒で青光りしている。
(2)ワックスの模様は濃い。
(3)カンキツ類、クチナシ等多食性。
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生態写真
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標本写真
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生態写真
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6
(Solitarius group)
◀ 1
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(1) 眼点が無い。
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(1) 眼点がある。
(2) 寄主はエゴノキ
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thoracic tracheal comb
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(3) 第3、4腹節のrhachisはほとんど発達しない。
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生態写真
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標本写真
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7
◀ 6
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(1) 亜縁部を区切る溝は明瞭。
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(1) 亜縁部を区切る溝は不明瞭。
(2) ヤマブドウにつく。
※日本での記録はありませんが、
韓国で記録があり日本で生息している可能性もありそうです。
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(3) Thoracic tracheal comb は2つのコブ。
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8
◀ 7
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(1) Thoracic tracheal comb は2〜3個の小さな突起からなる。
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(1) Thoracic tracheal comb は半円形状に突出する。
(2) モミジイチゴ、コウヤボウキ...につく。
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標本写真
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晩秋のワックスの状態
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9
◀ 8
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横脱皮縫合線は丸っこい。
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横脱皮縫合線はやや角張っている。
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10
◀ 9
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(1) 第5,6,7腹節のrhachisは、亜縁部の溝まで達しない。
(2) ズイナにつく。
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(1) 第5,6,7腹節のrhachisは良く発達し、亜縁部の溝まで達する
(2) ナツツバキの葉裏につく。
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(1) 亜縁部の刺毛sms3,sms4は、亜縁部の中心より内側にある。
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(2) 亜縁部の鋸歯の間から伸びる線はおおむね直線的。
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夏型。初夏に見られる。
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越冬型。8月頃から見られる。
ワックスが無い状態。
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越冬型。ワックス出始め。
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(3) 越冬型。ワックス最大。
晩秋。このまま落ち葉についたまま越冬する。
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越冬型の標本。
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夏型の標本。
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◀ 9
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※
A. wunniの仲間だと思いますが、
現物を見てみないとわかりそうにないです。
保留。
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(1) 亜縁部の刺毛sms3,sms4は、亜縁部の中心より外側にある。
(2) 亜縁部の鋸歯の間から伸びる線は、やや網目状。
(3) 表皮が黒い場合は背面から板状にワックスを分泌して独特の造形を作る。
(4) ウグイスカグラの葉裏につく。
(1)
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(2)
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(3) 越冬型のワックスパターン。
晩秋の個体。このまま落ち葉とともに地面に落ちる。
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越冬型の標本。
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