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Aleurolobus taonabae (Kuwana, 1911)
ブドウコナジラミ

いろいろ悩みましたが、私的には以下のような結論にいたりました。 Kuwana1911のイラストは雑すぎ。 Quaintance1917のイラストはおかしい(これを引用したMiyatake1980も)。 Miyatake1980の「周囲に分泌物を出さない」は誤り。

Aleurolobus taonabae ブドウコナジラミ
Fig.1 Aleurolobus taonabae ブドウコナジラミ.
Habitus photograph of puparia.
loc: Japan 東京都府中市(平和の森公園) map. alt: 50m. date: 22-V-2011. host: Ternstroemia gymnanthera モッコク.

Fig.2 別種に見えますが、脱皮直後かもしれません。
2011年4月21日、東京都府中市(平和の森公園)、モッコク.

長さ約1.3mm、幅約1.1mm。 年数回発生し、モッコクやトベラで越冬し、 春〜夏はブドウに移って発生を繰り返す[Miyatake1980]。

私の観察では、4〜5月にモッコクで見られ、 その後モッコクでは見られなくなり、 8月頃アカメガシワで見ました(9月から3月までは観察できてません)。 葉裏にもいますが、葉表の方にいることが多いようです。

シイノキコナジラミにやや似ているようですが、 全体の形が違うのと、 ブドウコナジラミは縦脱皮縫合線が外周部まで達していることと (シイノキコナジラミは亜縁部の手前まで)、 管状孔と尾端の距離が管状孔の大きさの2倍(シイノキコナジラミは3倍) といったあたりで区別できるようです[Dubey&Ko2009]。

Slide Images


Fig. S1 Aleurolobus taonabae ブドウコナジラミ. Microscopic photograph of puparia.
Eye spotはよく目立つ。 縦脱皮縫合線はマージンに達する。
loc: Japan. 東京都府中市(府中の森公園) map. date: 26-IV-2013. host: Ternstroemia gymnanthera モッコク.

Fig. S1-b dorsal sculpture and submarginal lines.

Fig. S1-c posterior abdominal area.

Fig. S1-d Thoracic tracheal area.
Thoracic tracheal furrowにtubercles(小突起)があります。 ここは生態写真でも他の部分とは色が異なっています。

Habitus photographs


2011年8月1日、東京都府中市(浅間山公園)、アカメガシワ

2011年4月30日、東京都府中市(大国魂神社)、モッコク

2011年4月30日、東京都府中市(寿町公園)、モッコク

2011年4月30日、東京都府中市(府中の森公園)、モッコク

若齢と思います。
2011年4月13日、東京都府中市(府中の森公園)、モッコク

若齢と思います。
2011年4月15日、東京都府中市(府中の森公園)、モッコク

羽化殻
2011年5月22日、東京都府中市(府中の森公園)、モッコク

寄生蜂が出た後
2011年8月1日、東京都府中市(浅間山公園)、アカメガシワ

成虫
2011年8月3日アカメガシワから採集、8月4日羽化、東京都多摩市(桜ヶ丘公園)

Scientific synonyms

Distribution

Host plants

Euphorbiaceae トウダイグサ科 Mallotus japonicus アカメガシワ
Fabaceae マメ科 Cercis chinensis ハナズオウ [tak1936]
Oleaceae モクセイ科 Osmanthus heterophyllus ヒイラギ
Pittosporaceae トベラ科 Pittosporum tobira トベラ [tak1938]
Theaceae ツバキ科 Ternstroemia gymnanthera モッコク [tak1938 as Ternstroemia japonica]
Vitaceae ブドウ科 Vitis vinifera ブドウの一種

Similar species

Bibliography

(C) Hepota