A. wunniのシノニムとされている、 A. puripennisの文献を入手してみました[Ossiannilsson1944]。 微妙に違うようですし、とりあえずsp.のままとしておきます。
ウグイスカグラ類の葉っぱの裏で見つけました。 ワックスのパターンが独特です。
検鏡してみましたが、 ズイナクロコナジラミと比べると、 全体の形、脱皮縫合線の形、 rhachisの伸び方等違いが多すぎるので おそらく別種だと思います。
A. puripennis(A. wuenniのシノニムとされている種)の ワックスパターンがそっくりです[Ossiannilsson1944]。 ウグイスカグラと同属の植物に付くようですし、 お隣のロシア沿海地方でも記録があるようですので[Danzig1966]、 可能性は高そうです。 ただ亜縁部の線が単純なのでちょっと違う印象です。
他でも2カ所で、ウグイスカグラにいるのを見つけました。 北杜市では普通な感じです。
夏型と思われる、白い蛹殻を見つけました。 写真は準備中です。
2012年10月10日、山梨県北杜市(清春四季の道)、 ウグイスカグラ Lonicera gracilipes、 約1.3x0.9mm |
同じ個体 |
背面のワックスを除いたところ |
|
標本。 |
Caprifoliaceae スイカズラ科 | Lonicera gracilipes ウグイスカグラ |