Japanese Whitefly Gallery コナジラミ写真集

Aleyrodes of Japan
日本のカタバミコナジラミ属

カタバミコナジラミ属はどれも似ており、 検鏡してみてもさっぱりわかりませんが、 とりあえず調べやすいように整理しておきました。 日本で記録がある種は4種ですが、 ロシア沿海地方に記録がある4種と 私が観察した2種が含まれています。

Aleyrodes属の特徴

雰囲気ですが…。 蛹殻は白、楕円形、Convex(中央が盛り上がった形状)。 管状孔はおおむね三角、 第7腹節の長さが他と同じくらい。 蛹殻の暗色班はいろいろな種で出現し、 季節によってその大きさが変わります。 成虫の翅には暗色班があることが多いようです。 成虫はあまり飛ばず(葉っぱを軽く弾いたぐらいでは飛ばない)、 大きなコロニーを作るようです。


第7腹節の中央部の長さは他と同じくらい。

蛹殻。中央が盛り上がる。 写真の個体は大きな暗色班が出ている。

3齢幼虫。 一対の黄色い紋が出ている。

成虫。 暗色班が出ることが多い。

一覧

Aleyrodes lonicerae
腹部突起:有,
寄主: ツリフネソウ科, スイカズラ科, ツツジ科, カタバミ科 バラ科, セリ科, スミレ科,
Aleyrodes philadelphi
腹部突起:有, 背板刺毛:短, 弁:細長い
寄主: アジサイ科, ユキノシタ科
Aleyrodes shizuokensis
マツカゼソウコナジラミ

腹部突起:無, 背板刺毛:長, 管状孔:三角, 管状孔後縁の突起:有
寄主: スミレ科, ミカン科, キンポウゲ科
Aleyrodes takahashii
ホタルブクロコナジラミ

腹部突起:無, 背板刺毛:長, 管状孔:後縁が直線的?, 管状孔後縁の突起:有
寄主: キキョウ科
Aleyrodes shizuokensis
カタバミコナジラミ

腹部突起:無, 背板刺毛:短〜長, 管状孔後縁:やや丸い, 管状孔後縁の突起:有
寄主: カタバミ科

注: 刺毛は通常短い
Aleyrodes proletella
タマナコナジラミ

腹部突起:無, 背板刺毛:短, 管状孔:後縁はかなり丸い, 管状孔後縁の突起:無
寄主: キク科, アブラナ科, キキョウ科, トウダイグサ科, カタバミ科, ケシ科, キンポウゲ科, ミカン科,
Aleyrodes zigia
腹部突起:無, 背板刺毛:短, 管状孔:後縁はかなり丸い,
寄主: トウダイグサ科
Aleyrodes sorini
ソウリンコナジラミ

腹部突起:無, 背板刺毛:短, 管状孔:後縁が直線的, 管状孔後縁の突起:無
寄主: キク科
Aleyrodes sp. 1 (ヤクシソウ)
腹部突起:無, 背板刺毛:短, 管状孔:後縁が直線的, 管状孔後縁の突起:有?
寄主: キク科
Aleyrodes sp. 2 (タカトウダイ)
腹部突起:無, 背板刺毛:短, 管状孔:後縁が直線的, 管状孔後縁の突起:無
寄主: トウダイグサ科
(C) Hepota