Crepidiastrum denticulatum ヤクシソウ(キク科オニタビラコ属)にいました。 複数地点で確認したので、北杜市では普通のようです。 ヤクシソウ以外からは見つかってません。
暗色班の大きさは、季節によってだいぶ変わるようです。
検鏡してみましたが、難しいです。 Aleyrodes proletella タマナコナジラミとは 管状孔の後縁がより広い、 舌が管状孔後縁に達しない、 管状孔後縁に小さな突起がある、 舌がより細い ので、別種だと思います。 Aleyrodes sorini ソウリンコナジラミには よく似ていますが、 舌が管状孔後縁に達しない、 管状孔後縁に小さな突起がある ので、少し違うような気もします。 観察した個体の蛹殻の暗色班は 秋が深まるとともに大きくなり、 晩秋にはほぼ背面全体が褐色になるので、 その点でも疑問があります。 とりあえず、このまま未同定ということにしておきます。
Fig. 1-1 Puparium. |
Fig. 1-2 Vasiform orifice. 管状孔の後縁は幅広い円〜直線。 管状孔後縁の中央に小さな突起(?)がある。 管状孔の側縁に歯形模様は無い。 舌は管状孔後縁に達しない。 |
Fig. 1-3 Vasiform orifice. 別個体 |
Fig. 1-4 Vasiform orifice. 別個体 |