カメノコハムシたち
Cassidinae
ちょっと変わった形をした昆虫。東京都にはカメノコハムシの仲間が16種類ぐらい生息しているらしい。そのうち撮影できた8種についてまとめてみた。
特徴
成虫: 図1は成虫の写真。成虫は硬い皮の内側に頭と触角と脚をしまうことができる。1の部分は前胸背板(せなかの皮)がせり出したもの。2の部分は前翅の縁が発達したもの。種類によっては、翅が透明だったり、金色に光ったりする。
幼虫: 図2は幼虫の写真。幼虫は、背中に自身の脱皮殻と糞で作った物体をのせている(以下この物体を蓑と呼ぶ)。隠れ蓑的効果があると思われる。蓑の形は種によって違っている。
食べ物: 幼虫も成虫も植物の葉を食べる。種によって食草の種類が決まっている。
生活史: 成虫で越冬する。春、食草上に現れ、交尾産卵する。少しずつ長期間に渡って産卵するようで、いろいろなステージが同時に見れる種もいる。幼虫は6月頃に見られる。終齢は5齢?。そのまま葉上で蛹化し、7月頃羽化する。 新成虫はそのまま夏眠に入りそのまま越冬する? 2回以上越冬する場合がある??
検索
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成虫 | 幼虫 | 蛹 | 名前/食草 |
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ヒルガオ | |||
アカザ、シロザなど | |||
ヨモギ | |||
イノコズチ | |||
アザミ | |||
サクラ、リンゴ、ナシなど | |||
ボタンヅル | |||
ムラサキシキブ、ヤブムラサキ |
参考文献
- [1] 原色日本甲虫図鑑 IV (保育社) — 学名、大きさ、食草に関する情報は、ここから引用しました。
- [2]カメノコハムシ絵とき検索 (http:// www.mus-nh.city.osaka.jp/ cassidinae/ home.html) — しやけ (http:// www.mus-nh.city.osaka.jp/ shiyake/ shiyake.html)さんが作成されている検索図鑑です。大阪府で見られるカメノコハムシを対象にしたものですが、普通種に関してはほとんど同じようです。
(余白)