学名はAsterobemisia sp.としていましたが、 Asterobemisia属はBemisia属のシノニムという説が有力らしいので、 修正しました。
非常に難しい仲間のようです。 もう少しいろいろなサンプルを調べて、 変異を見てみたいです。
写真は最初クズコナジラミとしていましたが、 標本を作製して調べてみると別種の可能性が高そうなので新しいページを作りました。 クズコナジラミの原記載(takahashi1955)にはお尻の図しか無くてよくわかりませんが、 脱皮縫合線が閉曲線を形作っていることが記述されていませんし、 お尻の棘の感じが違っているので、 おそらく別種だろうと思います。 クズコナジラミのページは残してありますので、 クズコナジラミに関する文献はそちらを参照してください。
シナノコナジラミもクズにつきますが、 違いが多く、別種だと思います。
写真の形がいびつなのは、葉の毛に邪魔をされているからのようです。 シナノは葉表にいることが多いように思いますが、 裏にいた場合もそれほど形は変わりません。
焦げ茶色の模様がありますが、変異が多いようです。 越冬個体だけにある特徴かもしれません(まだ越冬個体しか見ていません)。
冬期はクズの落ち葉についています。 越冬個体は黄色っぽいですがこれはシナノも同じです。
2012年10月10日、山梨県北杜市(オオムラサキ自然公園)、クズ、 約0.83x0.55mm |
overwinter puparia. Japan 山梨県北杜市(オオムラサキ自然公園). alt: 600m. date: 29-I-2013. host: Pueraria lobata クズ. |
2012年10月10日、山梨県北杜市(オオムラサキ自然公園)、クズ |
同じ個体 |
Japan 山梨県北杜市(オオムラサキ自然公園). alt: 600m. date: 9-II-2013. host: Pueraria lobata クズ. |
Japan 山梨県北杜市(オオムラサキ自然公園). alt: 600m. date: 9-II-2013. host: Pueraria lobata クズ. |