Japanese Whitefly Gallery

Aleurocanthus camelliae Kanmiya & Kasai, 2011
チャトゲコナジラミ

長い間ミカントゲコナジラミと同種として扱われてきましたが、 2011年に新種記載されたようです。

Aleurocanthus属は、♂と♀で形態が異なるので注意が必要です。 チャトゲコナジラミでは亜縁部の刺の数が♀で11本、♂で10本。

ミカントゲコナジラミに酷似していますが、 亜縁部にあるglands (Kanmiya2011ではpapillae)の位置が違います(Fig 1-1b参照)。

他の近似種との違いはミカントゲコナジラミのページを参照してください。

1. Eurya japonica ヒサカキの個体

1.1 ヒサカキの個体の標本


Fig. 1-1a Aleurocanthus camelliae, puparium, female.
loc: Japan 東京都(高尾). date: 28-IX-2013. host: Eurya japonica ヒサカキ.

Fig. 1-1b same, submarginal glands.
亜縁部の腺(?)は刺を結ぶラインより外側にあります。 ミカントゲではおおむね同じライン。

1.2 ヒサカキの個体の生態写真


Fig. 1-2a Aleurocanthus camelliae, puparium, female.
loc: Japan 東京都(高尾). date: 28-IX-2013. host: Eurya japonica ヒサカキ.

Fig. 1-2b same.

2. Camellia sinensis チャノキの個体

2-1 チャノキの個体の生態写真

Unidentified. 検鏡してません。

Aleurocanthus camelliae チャトゲコナジラミ
2011年5月8日、東京都府中市、チャノキ

脱皮殻が残る
2011年4月13日、東京都府中市、チャノキ

2-2 チャノキの個体の成虫

Unidentified. 同定していません。


成虫
2011年5月8日、東京都府中市、チャノキ
飼育羽化ではありませんが、沢山の幼虫と成虫が一緒にいたので、 同種だろうと思います。

成虫
2011年5月8日、東京都府中市、チャノキ
同左。

Scientific synonyms

なし

Distribution

東南アジアから東アジア

Host plants

Theaceae ツバキ科 Camellia sinensis チャノキ
Camellia japonica ツバキ
Camellia sasanqua サザンカ
Eurya japonica ヒサカキ
Cleyera japonica サカキ

Bibliography

Link

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