Japanese Whitefly Gallery コナジラミ写真集

Singhiella sp. (タブノキ)

静岡県の有度山でタブノキ(たぶん)から見つけました。 おそらくSinghiella属だと思います。 Singhiella属でクスノキ科から記録があるのは5種です。 台湾から記録のあるS. kuraruensisは、 亜縁部の刺毛の先端が丸い(capitate)等違いが多いです。 同じく台湾から記録のある、 S. subrotundaとは亜縁部の刺毛の数と長さなど違うように思います。 S. chitinosaは原記載を見てませんが、 Chen2007には色が'dark'となっているので違うっぽいです。 中国から記録があるS. longisetaeの学名は長い刺毛という意味なので、違っていそうです。 インドから記録があるS. malabaricusは [Jesudasan1991:305,407]に記載があります。 情報が少なくてなんとも言えませんがとりあえず大きさが違うようです。 ということで未記載種かもしれませんね。


タブノキの葉表につく蛹殻
loc: Japan date: 18-IV-2015. host: Machilus thunbergii タブノキ(たぶん).

羽化殻(おそらく同種)
loc: Japan date: 26-IV-2016. host: Machilus thunbergii タブノキ(たぶん).

大きさ2.0 x 1.7mm。 大きいのでおそらく♀。
loc: Japan date: 18-IV-2015. host: Machilus thunbergii タブノキ(たぶん).

大きさ1.5 x 1.2mm。 小さいので♂かな。

Host plants

Lauraceae クスノキ科 Machilus thunbergii [unauthorized]

Bibliography

(C) Hepota