オオクロハバチ
Macrophya carbonaria
※ 以前ニワトコハバチ1(仮)としてましたが、オオクロハバチということにしました(2010-6-1)。
北隆館の図鑑によれば、ニワトコには3種類のハバチの幼虫が付くらしい。この図鑑の範囲ではオオクロハバチで良さそう。写真の個体は黒紋が10対しか見られないが、第1胸節のものは影になって見えないだけで、第9腹節のものは消失しているということにしておこう…。以下は北隆館の図鑑からの引用。
食草:ニワトコ。年1世代。6〜7月に出現。体長22〜25mm。頭は淡褐色で、単眼及び眼板は黒く、体は帯緑灰白色で、気門上線に12(前胸のものは小さい)の黒紋をもち、気門線より下腹面にかけて帯黄灰白色である。頭は全体毛を装い、(…中略…)。1〜2齢では黒紋無く、帯黄灰白色である。終齢では全身鮮緑色となり、土中に入り土窟状のまゆをつくる。本種に似て、頭の黒く、腹の小環節6であるものは、ニワトコマルハバチである。なおツマジロクロハバチもニワトコを食する。〔奥谷〕
参考文献
- [1] 日本幼虫圖鑑 第九版 1984 北隆館
(余白)